肝臓には代謝を促す重要な役目がある
私たちが生活をする上で欠かせないのが食事から得ることができる栄養分ですが、栄養を血液で体中に循環させることによって細胞の生成を促すことができます。
食事から得た栄養分についてはそのまま体の中で使用されるわけではなく消化器官を通って体が使用することができる形に変化して使用することになるのですが、肝臓ではその代謝を促す上で重要な役割を担っています。
肝臓はアルコール分解や医薬品の分解のように毒素を分解する働きがある内臓器官というイメージを持っている人が多いのですが、消化器系の内臓としても重要な役割を担っています。
ご飯やパン、麺類などに含有されている炭水化物や糖質などは腸内でブドウ糖に変質することは広く知られていますが、それが腸管から肝臓に対して運ばれてグリコーゲンへと変化してエネルギーの元として使用されることになります。
また、一部は使用されずにそのまま肝臓の内部に蓄積されることになりますが、肝臓は体の機能が正常に動くために必要不可欠なエネルギーの供給や血液中の糖分などの調整を図る役割もあります。
肝臓病を発症して肝機能の働きが低下してくると正常に栄養素の代謝が行なわれなくなってしまうので体にはさまざまな症状が見られることがありますが、肝臓に痛みなどを伴わないことも多く肝臓の病気だと気付くのは検査を受けてからになることも多いのが特徴です。
肝臓の病気の多くは肝炎というウイルス性によるものですが、それ以外にも生活習慣などが原因になって起こる症状というのもあります。
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